2010年02月28日

法医昆虫学

http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/03/1003j0212-00001.htm

 「死体につく虫が犯人を告げる」

 唐突ですが、新報の神聖なる紙面にふさわしくない文章を載せてしまいました。

 これは2002年に草思社から出版された本の表題です。しかし、興味をそそられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 今回は近年その成果が注目され始めた「法医昆虫学」のお話です。

 地球上のありとあらゆる資源を食物としてうまく活用している昆虫類ですが、動物の死骸や排泄物ももちろん、彼らにとって見逃せない資源の一つです。

 熱帯へ採集に行くと、動物性腐食物や排泄物を地表で見つけ出すのがほとんど困難だと耳にします。それはいわゆる「掃除屋」「葬儀屋」と呼ばれる昆虫たちがこれらに素早く反応し、争奪戦を繰り広げてあっという間に片付けてしまうからだそうです。野外で大便などをすると、その臭いで排泄中に糞虫類が集まってくることもあるようで、ぜひとも経験してみたいものです。

 さて、本の表題からも推測できるように死体にも昆虫たちはやってきます。動物界で最も早い訪問者と言えるでしょう。

 とくにハエ類の中には、腐敗が始まってから5分程度で死体を見つけ出し卵を産みつける種がいるらしく、その探索能力は脅威としか言えません。そして、このような死体についたハエやその他の昆虫類を採集し、「それらの成長段階を基に死亡推定時刻を推測する」ということが、法医昆虫学に求められる仕事の一つです。

 実際、死体遺棄事件などにたびたび貢献しているそうです。また、昆虫類は成長する過程で脱皮をするため、その殻が必ず現場に残ります。もしも生前に麻薬などの薬物を使っていた場合、その死体の一部を食べた昆虫の脱皮殻からも薬物成分が検出され、これが重要な手がかりになるそうです。

 いかがでしょうか? この分野、まんざらでもなさそうですね。

 「自分が死んだらジャングルで甲虫たちの手によって埋葬されたい」

 これは、もし生物学分野にノーベル賞があれば最も受賞にふさわしいと期待されながら急逝した進化生物学者−ウィリアム・ハミルトン博士の言葉です。

 私も年を重ねるにつれ、そう思えるのかもしれません。

 それにしても虫好きって本当に変わっています。でもそれくらい昆虫たちが魅力的で、だから本当に大好きです。(韓昌道、愛媛大学大学院博士課程)

[朝鮮新報 2010.2.12]



(´-`).。oO(いいコラムですね・・・)
タグ:むし犯罪
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2010年02月27日

体長7センチ!度胸試し? 90種を一堂に「ゴキブリ展」





(´-`).。oO(引用元に画像は一枚もありません、残念・・・)
タグ:珍種
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2010年02月26日

【社会部オンデマンド】真冬に刺す蚊がいるのはなぜ? 都市の地下街に生息し、駆除しても…





(´-`).。oO(血を吸ったあとは「ああ、おい血ぃー」って言うそうですよ・・・)
タグ:害虫
posted by まろんど at 04:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ハエ目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

理化学研究所とJSTなど、世界的な農業害虫「アブラムシ」のゲノム解読に成功

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=244562&lindID=4

世界的な農業害虫「アブラムシ」のゲノム解読に成功
−ユニークな昆虫のユニークな遺伝子レパートリーを解明−

◇ポイント◇
●重複による遺伝子増幅は昆虫で最も多く、逆に免疫関連の遺伝子は大幅に減少
●細菌から獲得した約10種の遺伝子を同定、複雑な進化の過程が明らかに
●ゲノム情報を基に、安全で効果的な害虫防除法の開発が可能に


 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)、独立行政法人科学技術振興機構(JST、北澤宏一理事長)と大学共同利用機関法人自然科学研究機構基礎生物学研究所(岡田清孝所長)らは、世界的な農業害虫として知られるアブラムシ(※1)のゲノム解読に成功しました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)宮城島独立主幹研究ユニットの中鉢淳ユニット研究員、宮城島進也独立主幹研究員および基礎生物学研究所の重信秀治(JSTさきがけ専任研究者)らをはじめとする国際アブラムシゲノム解析コンソーシアム(The International Aphid Genomics Consortium)(※2)による国際共同研究の成果です。

 アブラムシは、植物の師管液を餌とする小型の昆虫で、集団で植物の栄養分を奪うばかりでなく、植物ウイルスを媒介するため、世界中の農作物に深刻な被害を与えています。またアブラムシは、師管液に欠けている栄養分を合成する共生細菌「ブフネラ(※3)」を「菌細胞(※4)」に収納して、1億年以上にわたり親から子へと受継いでいるのをはじめ、さまざまな微生物と緊密な関係を持っています。さらにアブラムシは、環境条件の変化に応じて単為生殖(※5)と有性生殖(※5)を切換えたり、翅(はね)を生やさなかったり生やしたりと、変幻自在にさまざまな表現型(※6)の個体を産出します。こうしたきわめてユニークな生物学的特性を持つため、アブラムシは重要な農業害虫であると同時に、基礎生物学的に重要なモデル生物としても注目されています。

 今回の国際共同研究による解析では、昆虫として最多となる約35,000個の遺伝子をアブラムシゲノムから検出し、(1)生殖、遺伝子発現調節、シグナル伝達、ウイルス媒介関連など約2,500グループ、総数約13,000の遺伝子がアブラムシ特異的に増幅している(2)ほかの昆虫では保存されている免疫関連の遺伝子が大幅に減少している(3)アブラムシの遺伝子セットは、ブフネラと相補的な代謝系を構成する(4)10種類以上の遺伝子が細菌からアブラムシゲノムに水平転移(※7)し、その多くが菌細胞で高発現している、といった事実を明らかにすることができました。

 本研究成果は、米国のオンライン科学雑誌『PLoS Biology』(2月23日号)に掲載されます。さらに、英国の科学雑誌『Insect Molecular Biology』のアブラムシゲノム特集号をはじめ、複数の科学雑誌に多数の関連論文が掲載されます。成果の一部は、JST戦略的創造研究推進事業個人型研究(さきがけ)の「代謝と機能制御」研究領域における研究課題「複合系の代謝制御−アブラムシ細胞内共生系をモデルとして」(研究代表者:重信秀治)によって得られました。
(以下は引用元で 2010/02/23 日経プレスリリース)

世界的な農業害虫「アブラムシ」のゲノム解読に成功
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2010/100223_2/index.html



(´-`).。oO(薄めた牛乳を霧吹きで吹き付けると葉っぱのアブラムシは死ぬ、豆知識)
タグ:遺伝子 害虫
posted by まろんど at 06:21| Comment(0) | TrackBack(0) | カメムシ目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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