2010年06月29日

ホタル異変 交雑?東日本で「2秒型」増加

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/409067/

 夏の風物詩、ホタルの光り方に変化が起きている。4秒間隔で発光するはずの東日本のゲンジボタルで、最近では2秒や3秒間隔で光る個体が増えているのだ。専門家らは「他地域のホタルの流入や交雑が理由として考えられる。地域固有の特性が失われる危機だ」と指摘する。

 「東京都内では、ゲンジボタルの8割が2秒間隔で光る西日本型といわれている。ホタル祭りや観賞のため、遠くから違う遺伝子型のホタルを連れてきたのが原因とみられる」と日本ホタルの会の古河義仁理事は解説する。

 古河理事によると、日本のゲンジボタルには6種の遺伝子型があり、東日本型と西日本型では発光パターンが異なる。東日本型は4秒間隔で光るのに対し、西日本型は2秒間隔。また、西日本のゲンジボタルは集団行動を取りやすく、ぽつぽつと飛ぶ東日本型に比べて光り方も派手だ。

 ところが近年、都内の幅広い地域で2秒間隔で光るゲンジボタルが相次いで見つかっている。都内ではホテルや企業などを中心に観賞イベントが行われており、ホタルの需要が大きい。そのため、養殖業者が遠い地域のホタルを販売したりしているようだ。

 遺伝の法則では西日本型のメスから生まれた子供は西日本型になるといい、その結果、2秒間隔で光るホタルが増えたとみられる。

 長野県などでは4秒でも2秒でもない、「3秒間隔」で光るホタルも発見されている。遺伝子を調べないと結論は出ないが、東日本型と西日本型が混ざった可能性もある。その場合、西日本のホタルが日本アルプスを越えられるかは疑問で、人為的な要因の可能性が高い。

 同じゲンジボタルであれば、他地域のホタルでも捕食活動などの生活スタイルは同じ。そのため、ホタルの流入が生態系に影響を与えることはないものの、地域固有の特性が失われる危機に研究者らは警鐘を鳴らしている。

(2010/06/28 産経新聞)



(´-`).。oO(環境の変化が原因でしょうか・・・?)
ラベル:遺伝子
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2010年06月28日

井川町の山林でヤマビル捕獲調査 県と県立大研究チーム

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100626e

 森林から住宅地に生息域を広げている吸血生物ヤマビルの実態を調べるため、県秋田地域振興局と県立大学などによるチームが25日、井川町の山林などで捕獲調査をした。ヤマビルから採った血液をDNA鑑定し、どんな動物の血を吸ったか解明することで有効な対策につなげたい考え。

ヤマビル捕獲調査.jpg

神社の参道でヤマビルの生息状況を調査するチーム=井川町大台


 ヤマビルは同町や五城目町などの森林に生息。カモシカなど野生動物のほか、家畜や人の血を栄養源としている。生息の範囲は年々広がり、民家の裏山などでも見つかっている。服のすき間に入り込んだヒルに血を吸われるなどの被害も増えている。

 調査には県職員のほか、DNA鑑定を担当する県立大の北川良親教授(分子生物学)、ヒルの生態を調べている金足農業高校の生徒ら11人が集まった。井川町内でヤマビルが発生した場所のうち、住宅地に近い神社の参道など4カ所で捕獲を試みた。

 ヤマビルは薄暗い湿地に生息し、呼気を関知して生物に近づく。参加者は雑草をかき分けて地面に息を吹きかけ、ヤマビルが現れるのを待った。同町葹田の農地近くの山林で1匹、町大台の大台神社参道で2匹を見つけた。体長1、2センチほどのヒルをピンセットでつまみ、容器に入れて持ち帰った。

ヤマビル.jpg

捕獲され容器に入ったヤマビル


 北川教授はこれらのヤマビルから採れた血液をDNA鑑定し、その結果を県に報告する。どの動物の血を吸ったか解明することで、ヤマビルが生息域を広げたルートの解明や家畜の吸血対策などにつなげる狙い。

(2010/06/26 さきがけ On The web)



(´-`).。oO(意外と侮れない生物、それがヒル・・・)
ラベル:生息分布 害虫
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2010年06月27日

コウモリさんで害虫駆除

http://www.asahi.com/housing/world/TKY201006260172.html

 テキサス州の州都であり、湖や川などの自然に恵まれ、テキサス大学もあるオースティン市は、活気にあふれる町。毎年、全米最大の音楽フェスティバルが開かれるこの街を訪れる観光客も多い。

 そんなオースティンの意外な観光スポットは、ダウンタウンにあるコングレス・アベニューの橋の下に住むコウモリ鑑賞。実はこの橋、都会のコウモリの巣としては北米最大の規模で、春になると中央メキシコからメキシカン・フリーテイルと呼ばれるコウモリがオースティンに移動してくる。初夏には子供を生むので、コウモリの数は倍増するという。このため夏から10月にかけては、150万匹ものコウモリが食物となる昆虫を探して飛び回り、空の一部が黒く見えるほどになる。

コウモリさんで害虫駆除.JPG

テキサス州都オースティン市の名物の一つはコウモリ。
夕方になると害虫退治に出かけます


 コウモリというと悪いイメージがあるが、調査の結果、コウモリは人間にほとんど危害を与えず、逆に蚊などの害虫を含む昆虫をたくさん食べてくれるそう。オースティンでは、コウモリが毎夜1万キログラム分くらいの昆虫を食べるというのだから驚きである。

 オースティン市では、このコウモリの害虫駆除作業に敬意を表すべく、大きなコウモリの銅像を建てた。また同市には、国際コウモリ保存協会もあり、コウモリに関する情報提供や保護活動を行っている。

 夏になると蚊に悩まされるのはオースティン市も同じ。コウモリが蚊を食べてくれるなら、究極のエコロジー殺虫ではないか!そう思う人は、もちろん昔からいたようで、家庭用のバット・ハウス(コウモリの巣箱)を発見した。裏庭に野鳥がくるようにと、鳥の巣箱を庭の木に設置する人は多いが、コウモリの巣箱を設置する人もいるのである。

バット・ハウス.JPG

木に鳥の巣がかけてあるのかと思いきや、これはバット・ハウス(コウモリの巣箱)



バット・ハウス2.JPG
手作りのバット・ハウスで、野生のコウモリにぬくもりの家を提供?


 バット・ハウスは、郵便受け風のやや薄い木箱が多いようだ。ただ人間の住宅選びと同じで、結局は場所が重要。洞窟(どうくつ)や鉱山が近くにあれば、地域にコウモリがいる確率は非常に高い。また、食物となる昆虫がたくさんいる場所を選ぶので、川や湖の近くでないと、せっかくバット・ハウスを設置しても、入居してもらえないらしい。そして日当たりの良い、暖かい家でないとダメだとか。コウモリの場合も、家選びは何といってもロケーションなのだ。

大型のバット・ハウス.JPG

こちらは大型のバット・ハウス。コウモリさんたちの団地といったところでしょうか?


(2010年6月26日 朝日新聞)



(´-`).。oO(小鳥じゃだめなのかい・・・?)
ラベル:害虫
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2010年06月25日

数万匹×120群…丹波でミツバチ大失踪の怪

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100616-OYT1T00699.htm

 兵庫県丹波地方の養蜂農家で、ミツバチが大量失踪した。

 近年、アメリカや日本国内で問題となっている「蜂群(ほうぐん)崩壊症候群」と呼ばれる現象が県内でも起き始めた。環境の異変をいち早く察知するとされるミツバチが発する警告は何か。

 丹波市春日町栢野、山内秀樹さん(69)は、自宅近くに巣箱を置き、周辺の山から蜜を集める方法で、年間数トンを出荷する県内でも有数の養蜂家だ。

 今年1月3日、異変が起きた。昨年11月には、120群(1群は数万匹で、1匹の女王蜂が形成する集団)いた越年用のミツバチのほとんどが消えた。

 巣箱や周辺にハチの死骸はなく、餌となる蜜も豊富に残り、まさに蒸発、失踪の状態。冬の間に1割程度の減少はあるが、壊滅状態となったのは初めてだ。

 毎年、交配のため2、3群を購入しているが、今年は一度に20群を新たに仕入れ、ゼロからの出発を余儀なくされた。

 山内さんは「今年の蜜は例年の収量の10分の1になるかもしれない」と厳しい見通しを示し、昆虫の神経に作用する「ネオニコチノイド」系農薬の影響を疑う。最近、付近の山で行われたマツクイムシ防除や稲の害虫防除などに使用されるようになったという。

 県丹波農林振興事務所によると、マツクイムシ防除は2008年、島根県出雲市で空中散布による健康被害が発生して以降、「ネオニコチノイド」系に切り替えた。他の作物の使用について特に推奨されてはいないが、少量で長い効果が得られることから米の害虫防止などで普及が進んでいるという。

 県内の養蜂農家50人が加入する県養蜂振興会の足立宏幸事務局長は「全国的にハチが減り始めた数年前から、ハチの増え方が鈍り、蜜の収量も減った。今年は、特に悪い」とする。

 「蜂群崩壊症候群」は昨年8月、三田市の県立人と自然の博物館でも起きている。研究用に飼っていた8群中の1群(2万〜3万匹)が行方不明となり短期間に200匹にまで激減した。

 ミツバチの行動を研究している大谷剛・県立大自然・環境科学研究所教授は「ハチは必ず巣に帰る。急にいなくなることはありえない。『ネオニコチノイド』系はハチの脳に作用し、帰れなくなる。巣箱に残っていた花粉団子の成分から、稲の花粉を取りに行っていたとみられ、(失踪は)農薬が根本的な原因」と推測。

 環境への影響について、「ハチは行動が複雑で神経が非常に発達した昆虫で、少しの環境変化で影響を受ける。必ず巣に戻り、増減が確認できるため、環境指標生物ともいわれる。『ネオ』系の農薬は、昆虫に効くということで使用が広がっているが、昆虫を殺し尽くすことは生態系を壊す。将来、人間に大変な結果をもたらす」と警告する。

 「働きバチは本能的に子どもの巣立ちを助ける。育児放棄をしていなくなるなんて……」。山内さん方には、羽化したものの巣穴から出られずに、死んだ幼虫が多数残るミツバチの巣箱が積み上げられている。

 ちらつく農薬の影、育児放棄……。人間社会のひずみを投影しているように見える。(丹波通信部 田中聡)

(2010年6月16日13時55分 読売新聞)



(´-`).。oO(日本には元からいないかった蜂ですからね・・・)
ラベル:養蜂
posted by まろんど at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ハチ・アリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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