2010年01月08日

生命の宝庫:コスタリカの挑戦 現地に在住する探検昆虫学者・西田賢司さんに聞く

http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100104ddm016040008000c.html

 ◇多様性、低いほど壊れやすい

 コスタリカに住む探検昆虫学者、西田賢司さん(38)に生物多様性について聞いた。【須田桃子】

 −−なぜコスタリカを研究の場に選んだのですか。

 狭い土地に多様な環境があり、治安や交通の便も比較的よいので行き来しやすい。国立公園など多様性を保全するシステムが整い、研究の蓄積もある。中南米の熱帯の生物情報はコスタリカから発信されている。

 −−生物多様性が重要な理由は。

 いま、米ハワイ州政府の依頼で、昆虫を使って外来植物ボコニアを防除する研究をしている。中南米原産の観葉植物で、オセアニア一帯で異常増殖し、タヒチでは7〜8割の原生林を破壊した。ボコニアしか食べない虫を探して繁殖させれば、増加を食い止められる。コスタリカの生物多様性が豊かだからこそ候補となる虫も発見しやすい。

 −−人類にとっても生物多様性は大切ですね。

 洞窟(どうくつ)でコウモリの糞(ふん)を食べるガがいる。絶滅すれば、洞窟は糞で埋まり、コウモリの生存も脅かされる。多様性が低い環境ほどもろいことを示す一例だ。多様性は失われつつある。今は私たちの生活に影響がないと感じるかもしれない。しかし、感じられるようになった段階では遅いのではないか。また、人には旅行などを通して、自然を楽しむ感性が備わっている。多様性が失われたら、娯楽も減ってしまう。

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 ■人物略歴

 ◇にしだ・けんじ

 大阪府松原市出身。15歳で単身渡米。98年からコスタリカを拠点に昆虫の生態を研究。昆虫写真家の顔も持つ。

(毎日新聞 2010年1月4日 東京朝刊)





(´-`).。oO(あっちのコウモリは狂犬病キャリアだったりするそうですね・・・)
ラベル:生息分布 生態
posted by まろんど at 07:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫全般・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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