2010年03月09日

「幻のトンボ」生息地守れ、残土置き場を変更

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100307-OYT1T00348.htm

 愛知県刈谷市南部の海岸の堤防補強工事で、「幻のトンボ」と言われているヒヌマイトトンボの生息地に配慮して、同県知立建設事務所が工事で出た土砂の置き場を変更していたことが分かった。

 自然保護団体から指摘を受けたためで、同建設事務所は「環境に敏感なトンボと聞いており、生息に影響が出ないようにした」としている。

ヒヌマイトトンボ.jpg

ヒヌマイトトンボ=自然史教育談話会提供


 県は昨年10月から、高さ4メートルの堤防を約100メートルにわたって掘り起こし、堤防内に鉄製矢板を打ち込む耐震工事に取りかかった。工事では約1000トンの土砂が出るため、堤防近くに仮置き場を設けたが、隣接してヒヌマイトトンボが生息する湿地があることが分かった。

 ヒヌマイトトンボは環境省の絶滅危惧(きぐ)1類に指定されている。昨年11月末、自然保護団体のメンバーが県に対し、「生息する湿地の近くに大量の土砂を置くことで、水の流れが変わり、汽水の状態を保てない恐れがある。貴重なトンボへの影響を考慮してほしい」と指摘した。

 同事務所は検討チームをつくって、仮置き場を当初の予定地から約1キロ南の埋め立て地に変更した。土砂の輸送費が約60万円増えたが、同事務所河川整備課は「どうすれば影響を与えないか検討した」としている。

 指摘した自然保護団体のメンバーは、「仮置き場の変更によって、ヒヌマイトトンボへの影響は最小限にとどめられる。適切な対応をしてくれた」と評価している。

 ◆ヒヌマイトトンボ=体長約3センチ。オスは黒く、目の上と背に緑の斑点がある。メスは若草色で額にひし形の模様がある。淡水と海水が混じる汽水域のヨシ群落でしか生息できず、環境に敏感で保護が難しい。愛知県内では他に愛西市で確認されているが、名古屋市、飛島村の生息地は埋め立てで消滅した。
(2010年3月8日00時02分 読売新聞)



(´-`).。oO(トンボの空中交尾はいつ見ても異常ですね・・・)
ラベル:絶滅危惧種
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