2010年04月08日

冬もゲンジボタル、1年を通じ羽化に成功

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945694/news/20100405-OYT1T00728.htm

 夏の川辺を彩るホタル。そのうちゲンジボタルを1年を通じて羽化させることに、北九州市ほたる館(小倉北区)が成功した。

 国内で初めての取り組みとみられ、幻想的な光を季節を問わず観察できるようになる。専門家は「ホタルの生態を解明するうえで興味深い」と評価している。(堀家路代)

永尾館長.jpg

ずらりと並ぶ飼育箱をチェックする永尾館長=堀家路代撮影


 同館はゲンジボタルとヘイケボタルを中心に飼育・研究。卵から成虫までを常に観察できるよう、2002年の開館時から取り組みを進めてきた。

 ヘイケボタルについては03年、「周年羽化」に成功。温度管理できる暗室で、成虫の光を見ることができるようになった。しかし、04年頃から挑戦したゲンジボタルは、温度変化に敏感なことから難航した。

 ホタルは、水中で育った幼虫は陸に上がって土にもぐり、さなぎから羽化して成虫になる。羽化がうまくいかなかったのは、寒い時期にさなぎになった幼虫。永尾忠生館長(69)らは、幼虫を飼育箱の土の中に移すタイミングを変えたり、飼育箱を冷蔵庫に入れて温度調節をしたり、試行錯誤を繰り返した。

 今回、「冬を越して羽化する自然の環境に近づけよう」と、幼虫が十分に育った段階で10度以上飼育箱の温度を下げて“冬”を体験させた。すると2月に8匹、3月に4匹が成虫になり、1〜12月のすべてで羽化させることができた。

 今後、1年を通して常に成虫を観察できるよう、飼育プログラムを検討していくという。

2月に羽化したゲンジボタル.jpg

2月に羽化したゲンジボタル(北九州市ほたる館提供)


 ホタル研究の第一人者である大場信義さん(64)(神奈川県横須賀市)は「冬場でも成虫を多数観察できるようになる可能性があり、研究上の意義も大きい」と評価している。

 ただ、ホタルは夏の風物詩でもあり、むやみに羽化させると季節感を損なう恐れもある。永尾館長は「周年羽化に関するデータや情報の管理に気をつけながら、研究や来場者の学習に役立てていきたい」と話している。

 ◆ホタル=日本には約50種類が生息し、ゲンジボタルとヘイケボタルが代表的。ゲンジボタルは本州と四国、九州で見られる日本の固有種で、体長は10〜20ミリと大型で放つ光も強い。ヘイケボタルは朝鮮半島や中国東北部などにも分布し、体長は7〜10ミリ。
(2010年4月6日16時56分 読売新聞)



(´-`).。oO(蛍の光を雪の中で見られるのか・・・)
ラベル:天然記念物
posted by まろんど at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。