2010年07月03日

オオムラサキ神秘の青紫色 リフレッシュパーク豊浦で展示

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0702/17p.html

下関市豊浦町川棚のリフレッシュパーク豊浦で開かれる昆虫まつり(17〜8月31日)を前に、同園は観察を通じて自然環境に興味を持ってもらおうと、美しい青紫色が特徴の国チョウ、オオムラサキを園内の飼育小屋で展示している。

飼育小屋.jpg

オオムラサキなどのチョウが順次展示される飼育小屋


オオムラサキは年に1回、6〜7月に羽化。羽を広げた長さは10〜12センチで、雄は鮮やかな青紫色の羽が特徴。1957(昭和32)年に国チョウに選ばれた。環境省の準絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。

オオムラサキの雄.jpg

鮮やかな青紫色が特徴のオオムラサキの雄


同園のボランティアグループ「コスモスの会」会員で、全国各地でチョウの写真を撮り続けている杉村孝志さん(同町室津下)がオオムラサキを保護している知人から特別に譲り受けたもので、雄雌1匹ずつを飼育。10日ごろまで観察できるという。

同園では昆虫に親しんでもらおうと昨年からカブトムシ小屋を整備。今年の昆虫まつり期間中は、カブトムシに加えてゴマダラチョウやアカタテハ、ジャコウアゲハなどチョウ十数種類を飼育・展示するという。

今後は子どもたちが撮影した昆虫の写真展も企画中。杉村さんは「チョウは種類ごとに食べ物が違い、チョウを通じて自然環境が分かる。子どもたちに環境を大事にする意識を持ってもらいたい」と話した。

(2010年7月2日 山口新聞)



国蝶オオムラサキ、今年初の羽化確認…広島
http://osaka.yomiuri.co.jp/animal/genre3/20100618-OYO8T00404.htm

 環境省のレッドデータブックで「準絶滅危惧種」の国蝶オオムラサキを育てている、広島県府中市僧殿町の民間保護施設「オオムラサキの里」で17日、今年最初の羽化が確認された。次々とサナギの殻を脱ぎ捨てた数羽が、青紫の羽を輝かせ、木々の間を優雅に舞っている。

 オオムラサキは、30年前から住民らでつくる「僧殿町国蝶オオムラサキを守る会」=後藤功会長(65)=が見守ってきた。幼虫の餌になるエノキやクヌギを植え、網で囲った施設(約500平方メートル)で、天敵のアリを駆除したり、幼虫を餌の葉がある木に移したりして世話をしている。

オオムラサキを見守る後藤会長.jpg

今年初めて羽化したオオムラサキを見守る後藤会長(府中市僧殿町で)


 今年は4〜5月の冷え込みで成長が進まず、羽化の開始は昨年より約10日遅れたが、7月上旬をピークに例年通り約1000匹の羽化が見込まれるという。

 後藤会長は「無事に羽化が始まって、ほっとした。美しい姿を眺めに来てほしい」と呼び掛けている。施設見学は無料。7月4日午前11時から、成虫を放つ「自然に帰す集い」もある。問い合わせは後藤会長(0847・43・4597)。


(2010年6月18日 読売新聞)



(´-`).。oO(国蝶なのに、絶滅危惧種ってのもなあ・・・)
タグ:絶滅危惧種
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2010年06月23日

「蝶の翅色」のナノ構造と宇宙素材

http://wiredvision.jp/news/201006/2010061823.html

イェール大学の研究チームが、5種のチョウの翅を、3次元のナノスケール分解能をもつ顕微鏡で観察したところ、翅の緑色の部分が、ジャイロイドと呼ばれる結晶構造でできていることが明らかになった。

ジャイロイドは1970年、米航空宇宙局(NASA)の物理学者Alan Schoen氏が、宇宙空間で使用するための、超軽量できわめて丈夫な素材の理論的探索を行なっていた際に概念化したものだ。

ジャイロイドは、「3方向に無限に連結した3次元の周期極小曲面」であり、一定の領域内で可能な限り小さな表面積を持つ。この構造をわかりやすく示しているのが、針金の枠に張った石鹸膜だ(下の画像を参照)。



針金の枠に張った石鹸膜
Image: Wikimedia Commons


ただし、石鹸膜とは違って、ジャイロイドの各表面はけっして互いに交わらない。また、Schoen氏の発見から数十年の間に数学者たちが証明したように、ジャイロイドは直線の部分を持たず、どこを分割しても左右対称にはならない。



Alan Schoen氏が作成したジャイロイドのモデル
Image: NASA


数学者たちがジャイロイドの性質を推測する一方で、昆虫学者たちも、自然界に同じ構造が存在していることを、少なくとも2次元では発見していた。チョウの翅を顕微鏡で観察したところ、一部の鱗粉の表面と、その構造が光と持つ関係が、数学的に予測されたジャイロイド構造と一致したのだ。[モルフォチョウなど鮮やかなチョウの翅の色は、構造色(光の波長或いはそれ以下の微細構造による干渉や回折、散乱により物体が色付く現象)から生じる]

ただしこれらの分析は、鱗粉を2次元的に観察したものにすぎなかった。これに対して、今回発表された研究では、シンクロトロンX線小角散乱という顕微鏡技術を用いて、3次元での観察が行なわれた。電子顕微鏡とX線装置を組み合わせたようなこの技術によって、チョウの翅のジャイロイド構造が、3次元の高精細画像で捉えられた。



Alan Schoen氏が作成したジャイロイドのモデル
Image: NASA


チョウの翅のジャイロイド構造は、キチン質でできている。キチン質は、昆虫の外骨格の成分となっているポリマーだが、翅の細胞から分泌される際に自然にジャイロイド構造をとる。細胞が死んで分解した後も、キチン質の構造は残る[チョウの翅の鱗粉は、体表の毛が変化したもの。上皮細胞が強くキチン化して死に、ソケット状の孔から容易に離脱できるようになったもの]。

これらを通る時に光は屈折し、ジャイロイドの形状や比率のわずかな変化によって、異なる色合いが生まれるのだ。

今回の研究対象となったジャイロイド構造は、チョウの翅の緑の波長に対応する部分のみだが、翅のその他の色彩についても、緑色と同様に、キチン質が数学的に複雑な形状をとることで生み出されている可能性が高いと、今回の論文を執筆した1人でイェール大学の生物学者、Richard Prum氏は述べている。(今回の研究は、6月14日付で『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)オンライン版に発表された)

素材を研究する科学者たちは現在、合成されたジャイロイド構造を、太陽電池やコミュニケーションシステム等の光学装置で利用する研究を進めている。生物の研究はそのための優れたモデルになる。

[ミトコンドリアの内膜や滑面小胞体も、場合に応じてジャイロイド構造やダイアモンド構造などに変化していることが、透過型電子顕微鏡の観察から明らかになっている。「ジャイロイド構造と蝶の翅の色」にかんする日本語資料はこちら(PDF)やこちら(PDF)。

ダイアモンド構造のフォトニック結晶と甲虫の玉虫色についての日本語版過去記事はこちら]

[2010年6月18日 WIRED NEWS 日本語版:ガリレオ-高橋朋子/合原弘子]
WIRED NEWS 原文(English)



(´-`).。oO(蝶のリンプンって不思議ですね・・・)
タグ:新発見
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2010年06月19日

希少チョウ「かわいい」…岡山・新見で観察会

http://osaka.yomiuri.co.jp/animal/genre3/20100613-OYO8T00371.htm

 希少種のチョウ「ウスイロヒョウモンモドキ」の生息地・岡山県新見市土橋で、保護活動をしている住民組織・土橋地区振興会は12日、河辺誠一郎・倉敷芸術科学大教授(環境生物科学)を講師に招き、観察会を開いた。

 このチョウは、モンシロチョウより少し小さく、羽はヒョウ柄。河辺教授によると、約20年前には県内各地に生息していたが、環境の変化で今は3か所程度だという。

ウスイロヒョウモンモドキ.jpg

生息地で花にとまるウスイロヒョウモンモドキ(岡山県新見市土橋で)


 地区の集会所に住民や自然愛好家ら70人が集まり、河辺教授らから県内の昆虫分布や保護の課題などを聞いた後、近くの生息地へ。

 今年は天候不順で羽化が1週間ほど遅れ、ほとんど見られなかったため、河辺教授が昨年、この生息地から成虫を持ち帰り、研究室で一足早く羽化した数匹を放した。参加者は「きれい」「かわいい」などと声を上げ、写真に収めていた。20日頃から本格的に羽化が始まり、6月末頃まで観察できる。

(2010年6月13日 読売新聞)



(´-`).。oO(地味な蝶ですね・・・)
タグ:希少種
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2010年06月12日

ムラサキの羽化始まる…宮崎市

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100610-OYT1T00412.htm

 絶滅の恐れがあるチョウの一種、オオムラサキの羽化が宮崎市の大淀川学習館で始まった。

 まだ数は少ないものの、青紫色の羽が特徴的なチョウの飛翔が今月下旬まで楽しめそうだ。

 館内の自然楽習園は吹き抜けのドーム型になっており、15種類前後のチョウ約120匹が飛び交う。オオムラサキは羽を広げると10センチ近くの大きさになり、北海道から南九州まで生息している。学習館が大淀川上流で採集した幼虫は5日現在、5匹羽化。今後も40匹近く羽化する見込み。

オオムラサキの羽化始まる.jpg


 幼虫はエノキを食べて、山間部で成長するが、森林開発などでエノキが減少したことに伴って、生息数も激減。環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている。

 宮崎へ帰省し、見学していた福岡市南区柳瀬の主婦、税所知子さん(30)は「アゲハやモンシロチョウはよく見るけど、オオムラサキは初めて。鮮やかで濃い紫色がとてもきれい」と見入っていた。入場無料。。

(2010年6月12日10時38分 読売新聞)


(´-`).。oO(綺麗ですね・・・)
タグ:絶滅危惧種
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