2009年09月02日

トビイロウンカ 紀南で大発生 19年ぶりに注意報

http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=174323

 水稲を枯らす害虫「トビイロウンカ」が和歌山県紀南地方で大発生しているのが、県農作物病害虫防除所(紀の川市)の調べで分かった。防除所が注意報を発令し、早めの刈り取りや薬剤散布などの対応を呼び掛けている。トビイロウンカの大発生に伴い、防除所が注意報を出すのは1990年以来19年ぶりという。被害が多い白浜町やすさみ町の田んぼでは、円形状に稲が枯れる「坪枯れ」が目立ってきており、刈り取りを早める農家が増えている。


 トビイロウンカはウンカ科の昆虫で体長4〜5ミリ。梅雨のころ、中国や東南アジアから気流に乗って成虫が飛来し、繁殖する。無数に増えた幼虫や成虫が、管状の口を茎に差し込んで水分や栄養分を吸い取る。低温で死ぬため、越冬しないとされている。

 防除所では、19日に田辺市(3カ所)と白浜町(4カ所)、上富田町(4カ所)、すさみ町(3カ所)で発生状況を調べ、93%(13カ所)の田んぼで確認した。稲1株当たりの虫数が1.9匹と「多かった」ため、21日に紀南地方に発生予察注意報を発令した。

トビイロウンカ.jpg

【トビイロウンカの被害で枯れて倒れたイネ。円内はトビイロウンカの成虫(白浜町市鹿野で)】


 西牟婁振興局農業振興課は「被害面積は把握していない」というが、稲が枯れて白くなり、円形状に倒れていく「坪枯れ」などの被害は、紀南のほぼ全域に広がっているとみている。

 白浜町市鹿野の男性(73)方では、田んぼ(約5アール)内に坪枯れが3カ所発生。「日に日に枯れる面積が広がり、1週間ほど前に比べると2倍ほどの直径2、3メートルになった。一両日中に刈り取るつもり。養分を吸い取られ、米が十分に膨らんでいない可能性もある。今年は天候不順で、ただでさえ米粒が小さいというのに」と嘆いた。

 紀南農協すさみ支所では、17日に地域で初めて坪枯れを確認したという。「トビイロウンカが大発生してから1カ月ほどすると坪枯れが出てくる。ウンカが田んぼ全体にではなく、部分的に取り付いているので、初期段階で見つけるのが難しい」と話す。

 防除所では「田んぼ内でのトビイロウンカの分布は、ばらつきが大きい」とした上で、対応として「発生の多い田んぼでも1週間以内に収穫予定の場合は、薬剤散布をしないで早めに刈り取ってほしい。薬剤を散布する場合は、トビイロウンカが生息している株元に薬剤が十分かかるように」と指導している。



(´-`).。oO(農家は死活問題ですね・・・)
ラベル:害虫 大量発生
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2009年08月30日

ミンミンゼミ、庄内平野にいない? 鮭川のNPO法人が県内初調査

http://yamagata-np.jp/news/200908/28/kj_2009082800545.php

 ミンミンゼミは県内の丘陵地に広く生息し、庄内平野では確認されなかったものの、飛島や温海地域の海岸で鳴き声が聞こえたことが、鮭川村の特定非営利活動法人(NPO法人)ネイチャーアカデミーもがみが今月実施した生息調査で、27日までに分かった。

 調査は今月15〜20日の6日間実施。期間中、200件を超す情報がファクスやメールで寄せられた。

 同NPO法人によると、庄内平野で確認されなかった理由として▽約6000年前に海に沈んだ後、湿地や砂地の状態が続いた▽周囲の生息数が少なく、生息地の範囲を広げる下地がない−の2つが考えられるという。庄内地方の丘陵地には生息し、標高の高い山間部では生息が確認できなかった。

ミンミンゼミ分布図.jpg


 一方、山形市や村山市、白鷹町の人からは「ここ10年ほどで急に増えた」との情報が複数寄せられた。市街地には天敵の少ない緑地が多いことや、既にミンミンゼミが多く生息していたことで、内陸盆地の市街地で近年、急速に増え始めたのではないかとみている。

 県内に生息するセミの調査は初めてで、この分布図を元に5年後、10年後の自然環境の変化を知る資料にしたいとしている。調査の中心となり、分析した自然写真家の永幡嘉之さんは「予想を超える多くの情報が寄せられ、ありがたかった。今後も県民の協力を得ながら虫などの調査を続けていきたい」と話している。

 昆虫好きで知られ、ことし6月に鮭川村で昆虫採集した解剖学者の養老孟司さんは今回の結果を受け、「セミのようなごく普通に生息する虫は、専門家は案外調査していないもの。自然をよく観察し、調べることが大切で、調査には地元の人の協力が不可欠。こういったデータを長年取り続けることで、自然の変化が分かるようになる」と語った。



(´-`).。oO(ものすごいローカルなミステリーです・・・)
ラベル:生息分布
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2009年08月14日

セミの音に残る「戦禍」 隅田公園、なぜか一種類のみ

http://www.asahi.com/national/update/0813/TKY200908130164.html

 64年前の東京大空襲で焼け野原となった東京都墨田区の隅田公園には、セミのなかではアブラゼミ1種類しか繁殖していないことが、東京大総合研究博物館の須田孫七・協力研究員(78)の5年にわたる調査で分かった。須田さんは、空襲でいったん地域のセミが全滅し、復興後も川と急速な宅地化により、アブラゼミ以外のセミが公園にたどり着けていない可能性があるとみている。

せみ.jpg

隅田公園のアブラゼミ


 隅田公園は、隅田川をはさんで墨田区側(約8万平方メートル)と、台東区側(約10万6千平方メートル)に分かれている。須田さんは5年前の8月、台東区側では、アブラゼミとミンミンゼミの音が半分ずつ聞こえ4種が確認できたのに、墨田区側ではほとんどがアブラゼミだと気づいた。墨田区側では、死骸(しがい)の羽もアブラゼミだけだったという。

 須田さんは、東京学芸大を卒業後、中学校教諭などを務めながら東京都内の昆虫を調べ、専門書の執筆や観察会などを手がけている。現在は「東京の昆虫相の変遷史」をテーマに研究中だ。

 隅田公園周辺は1945年3月10日の東京大空襲で、大きな被害を受けた。須田さんは当時、地元の友人の安否を確かめようと、空襲から3日後、徒歩で現地を訪れ、壊滅的な状況を目の当たりにしたという。

 調査では、空襲関連の文献にも目を通し、改めて当時の被害や範囲も確認した。


隅田川.jpg


隅田川の両岸に見える樹木が隅田公園。
川の右側が墨田区、左側が台東区の所有


地図.jpg


 須田さんは、(1)大空襲で地域の昆虫のほとんどが全滅。セミの幼虫も焼き尽くされた(2)復興後、他の昆虫の多くは植樹や河川敷を利用して木々にとりつくなど生態系を戻したが、木とその根元の地中をすみかとするセミは、雌雄ともに飛行距離が比較的長いアブラゼミが、焼け残った場所からたどり着くにとどまった――とみている。

 台東区側では、西にある上野公園や東京大キャンパスなどから街路樹などを伝ってセミが繁殖範囲を広げたが、墨田区側は、隅田川と周囲の急速な宅地化で公園が隔離され、虫が移動できる道ができなかった可能性があるという。須田さんは「ミンミンゼミの雄が来ることもあるが、メスは行動範囲が狭く、命がつなげないのではないか」と話している。

 圧倒的なアブラゼミの鳴き声に交じってミンミンゼミの声も時々、聞こえるが、わずか数匹。「戦争は生き物にとって壊滅的な環境変化。影響や復元に目を向けた研究も必要ではないか」と指摘する。




(´-`).。oO(空襲でセミの分布が変わるとは・・・)
ラベル:生息分布
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2009年08月08日

ウェザーニューズ、携帯サイトでクマゼミの生息分布調査

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=NN002Y031 05082009

 気象情報サービスのウェザーニューズは5日、携帯電話向けサイトを通じてクマゼミの生息分布の調査を始めたと発表した。全国のサイト登録者の投稿情報を基に、生息分布マップを作製する。広く参加を呼び掛け、サイトの利用機会の拡大につなげる。

 携帯サイト「ウェザーニュース」で「全国クマゼミ調査」を始めた。約160万人のサイト登録者に、クマゼミを発見した地点や感想などを投稿してもらう。実物や抜け殻の写真もサイトで募る。



(´-`).。oO(虫取りもケータイが活躍する時代か・・・)
ラベル:生息分布
posted by まろんど at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | カメムシ目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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