2010年04月29日

ベッコウトンボ まだ姿見せず 国内最大の生息地 鹿児島・藺牟田池

http://qnet.nishinippon.co.jp/animal/news/2010/04/post_703.shtml

 環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)1類に指定されているベッコウトンボが、国内最大の生息地・鹿児島県薩摩川内市の藺牟田(いむた)池で今年はまだ姿を見せていない。例年4月中旬までには羽化しており、昨年夏の渇水と今月の寒さが羽化の遅れに影響しているとみられる。関係者は「早く元気な姿を見せて」とやきもきしている。

ベッコウトンボ まだ姿見せず.jpg


 池は昨夏の少雨で湖底がむき出しになり、水量は現在も満水時の7割程度。気温も今月14―17日は1日の平均気温が平年を7―5度下回るなど寒い日が続いた。
 
 ベッコウトンボの初観察が最も遅かったのは、調査を開始した1996年4月28日。逆に最も早かったのは2007年3月25日で、昨年は4月6日、一昨年も4月12日と、ほぼ4月20日までに初観察されていた。
 
 毎日調査している「ベッコウトンボを保護する会」の永野萌子代表世話人(86)によると、今年は別の種類のトンボも少ないという。永野さんは「初めは大丈夫と高をくくっていたけど本当に心配。もっと暖かくなってほしい」と気をもむ。
 
 昨夏の渇水後、市はベッコウトンボの人工飼育を計画。4月下旬に捕獲して卵を産ませ、水槽で幼虫を育てる予定だった。人工飼育を依頼されている鹿児島国際大非常勤講師の成見和総(かずふさ)さん(68)は「まさか絶滅ではないと思うが、個体数が減少するのは間違いないだろう」と話している。
 
=2010/04/26付 西日本新聞夕刊=



早くもベッコウトンボ 中津の野依新池 2年連続、3月に成虫
http://qnet.nishinippon.co.jp/animal/news/2010/04/post_692.shtml

 中津市の野依新池で、環境省レッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)1類に指定されているベッコウトンボが早くも飛び始めている。大分トンボの会(佐藤京子理事長、38人)が3月28日に成虫3匹を初確認。3月中の成虫確認が初めてだった昨年より1日早い。4月6日には約30匹が見られたという。5月5日午前10時から、現地で観察会を開く。

 
0409ike.jpg 羽化が早まった理由を、同会の佐藤理事長は「暖冬で池の水温が高く推移した影響が考えられる」と指摘。「この分では6月までのシーズンを通して例年通り千匹程度は発生するだろう」と予想している。
 
 野依新池(約1万1000平方メートル)は、水田約30ヘクタールを潤す農業用ため池だが、ベッコウトンボの数少ない繁殖地で、約50種のトンボが生息。生物多様性に秀でているとして3月、農林水産省の「ため池百選」に県内から唯一選ばれた。
 
=2010/04/09付 西日本新聞朝刊=



(´-`).。oO(幸せの〜トンボよ〜どこへ・・・♪)
ラベル:環境

2010年04月12日

ざざ虫捕まえた 親子ら30人、水辺の自然学ぶ

http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_149896

 飯田市川路の天竜川総合学習館「かわらんべ」は10日、同館近くの天竜川支流の久米川で、「ざざ虫」を捕って観察する講座を開いた。親子など30人余りが参加。何種類もの水生昆虫や魚も捕まえて、「いたよ」と声を上げていた。

 ざざ虫はトビケラなどの幼虫の総称で、つくだ煮は上伊那地方の名物。子どもたちは長靴を履いて川に入り、ざるや網を手に夢中になって探した。天竜川で生物調査をしている環境アセスメントセンター(松本市)の久保田憲昭さん(42)=飯田市=は、集めた虫を手に取りながら「天竜川の水質が悪くなり、少なくなったんだよ」と語り掛けた。

 飯田市追手町小学校4年の原輝登(かがと)君(9)は「触ると何だか恐い。頑張れば食べられるかな」。阿智村阿智第三小2年の熊谷月菜(るな)さん(7)は、この日見つかった絶滅危惧(ぐ)種の魚アカザについて、久保田さんに「どうして減ったの」と質問。ヨシノボリなどの魚の名前も挙げて「観察するのは楽しい」と笑顔を見せた。

 同館は2002年に天竜川沿いにオープン。週末に子ども向けに生物観察などの講座を開いており、本年度は冬場にざざ虫漁の体験も予定している。

(2010年4月11日 信濃毎日新聞)



(´-`).。oO(うまいのかな、あの虫・・・)
ラベル:虫と子供

2010年03月09日

「幻のトンボ」生息地守れ、残土置き場を変更

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100307-OYT1T00348.htm

 愛知県刈谷市南部の海岸の堤防補強工事で、「幻のトンボ」と言われているヒヌマイトトンボの生息地に配慮して、同県知立建設事務所が工事で出た土砂の置き場を変更していたことが分かった。

 自然保護団体から指摘を受けたためで、同建設事務所は「環境に敏感なトンボと聞いており、生息に影響が出ないようにした」としている。

ヒヌマイトトンボ.jpg

ヒヌマイトトンボ=自然史教育談話会提供


 県は昨年10月から、高さ4メートルの堤防を約100メートルにわたって掘り起こし、堤防内に鉄製矢板を打ち込む耐震工事に取りかかった。工事では約1000トンの土砂が出るため、堤防近くに仮置き場を設けたが、隣接してヒヌマイトトンボが生息する湿地があることが分かった。

 ヒヌマイトトンボは環境省の絶滅危惧(きぐ)1類に指定されている。昨年11月末、自然保護団体のメンバーが県に対し、「生息する湿地の近くに大量の土砂を置くことで、水の流れが変わり、汽水の状態を保てない恐れがある。貴重なトンボへの影響を考慮してほしい」と指摘した。

 同事務所は検討チームをつくって、仮置き場を当初の予定地から約1キロ南の埋め立て地に変更した。土砂の輸送費が約60万円増えたが、同事務所河川整備課は「どうすれば影響を与えないか検討した」としている。

 指摘した自然保護団体のメンバーは、「仮置き場の変更によって、ヒヌマイトトンボへの影響は最小限にとどめられる。適切な対応をしてくれた」と評価している。

 ◆ヒヌマイトトンボ=体長約3センチ。オスは黒く、目の上と背に緑の斑点がある。メスは若草色で額にひし形の模様がある。淡水と海水が混じる汽水域のヨシ群落でしか生息できず、環境に敏感で保護が難しい。愛知県内では他に愛西市で確認されているが、名古屋市、飛島村の生息地は埋め立てで消滅した。
(2010年3月8日00時02分 読売新聞)



(´-`).。oO(トンボの空中交尾はいつ見ても異常ですね・・・)
ラベル:絶滅危惧種

2009年12月16日

消えゆく赤トンボ アキアカネ、県内で激減 20年で150分の1 上田県立大教授ら調査

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20091207103.htm

 かつて秋空に群れていた赤トンボが近年、石川県内でも激減したことが、県立大の上田哲行教授らの研究で裏付けられた。減少は全国的な傾向で、野々市町の同大周辺では「アキアカネ」が20年前の150分の1以下に減ったと推定される。上田教授は農薬や乾田化の影響を指摘し、来年1月に同大で開かれるシンポジウムで研究成果を発表する。童謡にも歌われる古里の秋の原風景は危機にある。

アキアカネ.jpg

今年10月に目撃されたアキアカネ(石川県ふれあい昆虫館提供)


 赤トンボの減少に関する研究は、上田教授をはじめ、国立環境研究所や宮城、愛媛、京都教育、東京農工の各大学の研究者が共同で実施した。県内外の農家や市民有志も協力し、全国各地で生息状況を調べた。

 上田教授によると、アキアカネが急激に減り始めたのは2000(平成12)年前後とみられる。農薬によるヤゴの殺虫効果などから推定すると、この10年間に多くの都道府県で100分の1から1000分の1に減少した可能性があるという。

 新潟を含む北陸4県では特に石川、富山での減少が顕著で、地域性があることも判明した。野々市町の羽化数を調べたところ、89年との比較で、07年は100分の1、08年は150分の1に減っていた。

 アキアカネは6月から7月に水田などで羽化した後、暑さを逃れるため高地へ移動し、9月ごろに平地に戻るとされる。県内で夏場の生息地として知られる白山山系三方岩岳付近では、89年には100メートル当たり平均64匹が観察されたが、昨年と今年の8月には1匹も見つからなかった。

 上田教授らは減少の要因として農薬が影響している可能性を挙げる。実験では農薬の成分が低濃度でも水田のヤゴの死ぬ率が高まるとの結果が出た。このほか、羽化前に水田から水を抜く「中干し」で乾燥度が高くなった影響も考えられるという。

 研究は、環境省が公募した「野生生物の生物学的知見研究」に採択されて行われた。赤トンボにまつわる神話や伝承にも詳しい上田教授は「赤トンボは歴史、文化的にも大切な虫。日本の原風景を守りたい」と話している。

 県ふれあい昆虫館(白山市)の富沢章館長は「農業の機械化や生産性向上のため乾田化が進み、さまざまな昆虫が行き場をなくしている」と警鐘を鳴らしている。(12月7日 北国新聞)





(´-`).。oO(失われつつある日本の原風景・・・)
ラベル:生息分布

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