2010年02月16日

節足動物の進化系統を解明=クモ類が最初に分岐−過去最大の遺伝子解析・米チーム

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010021300047

 昆虫やクモ、エビ・カニが属する節足動物について、米メリーランド大などの研究チームが過去最大規模の遺伝子解析を行い、進化系統を明らかにした。英科学誌ネイチャー電子版に13日までに発表した。従来は、クモやサソリの鋏角(きょうかく)類が、ムカデやヤスデの多足類に近いとする見方があった。しかし、節足動物の進化過程では、鋏角類が最初に分かれた可能性が高く、遠いことが明らかになった。

節足動物の進化系統を解明.jpg


 節足動物は陸上や海中に生息するほか、昆虫の仲間が空を飛ぶなど、形や生態が幅広い。昔は形や生息場所によって分類していたが、約20年前から遺伝子解析が行われるようになり、昆虫が陸上の多足類より、海や河川に生息するエビ・カニなどの甲殻類に近いことが分かってきた。
 研究チームは今回、主要な系統から代表的な75種を選び、62種類の遺伝子を比較した。その結果、最初にウミグモやカブトガニ、クモ、サソリが属する鋏角類、次に多足類が分岐。その後はウミホタルなどの「オリゴストラカ」類、ミジンコやエビ・カニなどの真甲殻類、ムカデエビなどの「ゼノカリダ」類の順番に分かれ、最後に昆虫などの六脚類が進化したとみられるという。(2010/02/13 時事通信)



(´-`).。oO(すごい発見だと思います・・・!)
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2010年02月10日

食用昆虫を栽培?コスタリカで進む昆虫食の研究





(´-`).。oO(虫のたんぱくは、実は家畜のそれよりも良質で生産効率も高いのです)
posted by まろんど at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫全般・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

ティッシュの虫たち 古民家と生き生き

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001001260003

◇川口・駒宮さん 模型ギャラリー開設へ「原風景で命感じて」

 昔懐かしい茅葺(かやぶ)きの古民家の模型と、ティッシュペーパー製の昆虫。精緻(せいち)な細工から自然の風景や生命を感じ取ってほしいと、手づくり模型の制作者、駒宮洋さん(64)が2月11日、川口市戸塚2丁目の自宅2階に、無料の私設ギャラリー「心の郷」を開設する。

ティッシュの虫たち.jpg

雪をかぶった古民家の作品を見つめる駒宮さん




ティッシュの虫たち2.jpg

鳴き声が聞こえてきそうなティッシュペーパー製のスズムシ=いずれも川口市戸塚2丁目


 季節感が漂う古民家は計16棟。トンボやチョウなど50種160匹の昆虫やクモは、それぞれの生息環境も合わせて作った。透明ケースに収め、改装した約50平方メートルの工房兼展示場に並べる計画だ。

 古民家づくりは50歳から始めた。建設関係の仕事を辞めて自由な時間が増え、栗橋町の生家への郷愁も募った。各地を訪ね歩き、母屋だけでなく、水車や井戸、畑にも目を向けた。「撮影と採寸の旅」(駒宮さん)の成果が、実物の40分の1の大きさでの迫真性を生み出す。戸や障子は開閉でき、畑仕事やまき割りをする人々の姿が、生き生きと再現されている。

 走り回る鶏を再現する際に思い立った素材が、ティッシュペーパーだった。元々、自宅の木々に集まる昆虫を採集しては、その生態に見入る虫好き。昆虫づくりは5年に満たないが、没頭する趣味の域がさらに広がった。

 生物の優しさを追い求め、顔や胴体、脚などを目を凝らして観察し、ティッシュペーパーで形を作る。絵の具での色付けが、虫たちに命を吹き込む最後の作業だ。

 「人が住む家、人と共存する昆虫。どちらにも原風景を感じる。だからギャラリー名は『心の郷』」と駒宮さん。親子連れや小学生の課外授業などに利用してもらえたら、と願う。(2010年01月26日 朝日新聞)





(´-`).。oO(ティッシュに命を吹き込むワザか・・・)
posted by まろんど at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫全般・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月31日

宿主を性転換させる寄生バクテリア

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100127002&expand

 急速にその数を増やしている寄生バクテリアがいる。このバクテリアは、宿主を性転換させて単為生殖化を引き起こすだけでなく、宿主を“気味の悪い怪物”に変身させてしまう。このような大惨事ともいえる生殖異常を引き起こす仕組みが最新の研究で解明された。その方法とは、免疫系を停止させることだという。

宿主を性転換させる寄生バクテリア.jpg


 キョウソヤドリコバチをはじめとする寄生ハチ3種のゲノムを初めて解読した研究者チームによると、バクテリアの一種であるボルバキアはハチの遺伝子を操作し、バクテリアの侵入に対して警報を発するタンパク質を抑え込んでしまうという。その結果、バクテリアに対する防御機構が機能せず、ボルバキアは悪事を働くことができる。

 この仕組みは、ボルバキアが宿主とするダニやクモ、線虫などの昆虫への感染でも使われている可能性がある。これらの生物すべてにおいて、宿主の生殖システムが改造される現象が起きているのだ。その結果は実に奇妙で、明らかにオスを不要とする生殖戦略が取られている。

 ボルバキアに感染したオスは、生殖能力のあるメスに性転換するか命を奪われる。メスの場合はオスを必要とせず、単独で子を作らせる。また感染したオスの精子は、非感染のメスと交配しても正常に受精できず子孫を残せない。

 オスがこれほどひどい仕打ちを受けるのは、ボルバキアは最小限の細胞質しかない精子に潜り込めないためだ。卵子に感染したメスのみがボルバキアを子孫に伝えることができる。

「人間の世界ではSFかもしれないが、昆虫の世界では正真正銘の現実だ」と、アメリカ、テネシー州のヴァンダービルト大学で生物学の教授を務めるセス・ボーデンスタイン氏は話す。同氏は今回の研究を行った国際コンソーシアムの一員である。

 ボーデンスタイン氏が“性の操り人形師”と呼ぶボルバキアは、フランケンシュタイン張りの改造を宿主に行うことで、ほかの寄生生物より優位に立っている。宿主を殺すことなく繁殖できるため、宿主の繁殖とともに宿主の子孫へと広がっていくチャンスが大きいのだ。

 事実、ボルバキアの生存戦略があまりに優れているため、“動物界でも特に成功を収めている寄生生物”と称される。ボーデンスタイン氏によると、クモやダニが属する節足動物の約70%に感染しているという。「腐った果物などに留まるハエはどこにでもいるが、ボルバキアが感染している可能性が高い」。

 ただし、ボルバキアの仕事は常に正確なわけではない。時には中途半端に終わり、半分オスで半分メスという“気味の悪い怪物”を作り出すことがあるという。

 ボルバキアが遺伝子に破壊行為を仕掛ける正確な方法はわかっていない。ただし、ボルバキアが単に感染するだけではなく、宿主のゲノムに自身の遺伝子の一部を移しているのは確かだ。

 具体的なプロセスははっきりしていないが、ボルバキアは宿主の生殖システムに感染することで、自身の遺伝子が宿主の遺伝子に吸収される可能性を高めているとボーデンスタイン氏は考えている。

 ボルバキアが宿主の間で広がっていく仕組みの中でも、特に宿主の子孫への伝播方法がわかれば、昆虫によって媒介されるマラリアやデング熱などの感染症の拡大を抑制できるかもしれないとボーデンスタイン氏は期待を寄せている。

 例えば、蚊に遺伝子を挿入し、マラリアの原因となるバクテリアへの耐性を持たせる方法は既にわかっている。ただし、この遺伝子をすべての蚊に広げる効果的な方法は見つかっていない。

 このような遺伝子をボルバキアのゲノムに組み込むことができれば、ボルバキアが“自動機械”の役割を果たし、蚊から蚊へと遺伝子が伝わるかもしれない。ボーデンスタイン氏は将来的な用途に期待しつつ、「基礎科学の見地からも非常に興味深い。バクテリアのように単純な生物が複雑な宿主の性や生殖を操作できるなんて」と今回の研究成果を喜んでいる。

 この研究成果は「Science」誌の1月15日号に掲載されている。

Photograph courtesy Merijn Salverda and Richard Stouthamer via NSF

(National Geographic News January 27, 2010)





(´-`).。oO(関連ニュース・・・)


雌だけで生殖 誘因菌解明
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201001260002.html

 近畿中国四国農業研究センター(福山市)と広島大、米国・カリフォルニア大の共同研究チームは、昆虫に感染させると雌の単為生殖を引き起こすバクテリアの存在を突き止めた。寄生菌リケッチアの一種で、農作物害虫の天敵を効率的に増やす実用化に向け、研究を進めている。

ハモグリミドリヒメコバチ.jpg


 センターの三浦一芸主任研究員(50)を中心とするチームが、ハモグリミドリヒメコバチの研究で解明した。この雌バチがリケッチアに感染すると、交尾をしなくても、自分と同じ遺伝情報を持つクローンである雌の卵を産めるようになる。

 単為生殖するハチが発生する仕組みはこれまで判明していなかったが、共同研究チームが抗生物質などを使って明らかにした。英国王立協会紀要に成果を発表した。

 ハモグリミドリヒメコバチは体長1〜2ミリで施設栽培のトマトやナスの害虫ハモグリバエの幼虫に卵を産みつける天敵。リケッチアに感染させて雌だけを増やせれば、ハエを効率的に防除できると期待される。

【写真説明】ハモグリミドリヒメコバチ

('10/1/26 中国新聞)




(´-`).。oO(トランスジェンダーバクテリアかあ・・・)
ラベル:生物農薬 交尾
posted by まろんど at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫全般・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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